四川飯店

日本全国各地に支店を持つ
四川飯店
その歴史は重みがあり、
日本に初めて出来た本格的な
中華料理四川の店として陳建民が立ち上げました。

1958年に現在の現在の西新橋に
最初の四川飯店をオープン(現在は閉店)。
続いて2店舗目を1960年六本木にオープン。
この2店舗目は現在の六本木四川飯店である。
その後1970年赤坂四川飯店をオープンする。

当時の赤坂店の周囲は行政関係の施設などが
立ち並ぶ夜になると静まりかえるような場所。
とうてい飲食業が成功するとは
思えないような立地であったが、
周囲に飲食店がないことも幸いし、
ランチタイムは大盛況

ディナータイムも、
会食や商談などの利用で
予約が取れないほどの人気店となった。

「料理は愛情。愛情のない料理はダメよ」
をモットーに、多くの後継者を育て、
四川飯店を広めていった陳建民は、
1966年に恵比寿に料理学校を設立(現在は閉校)。
建民が亡くなり閉校するまでの24年間で延べ
15000人以上の卒業生が巣立っていった。

陳建民の人生から生まれ、
今も四川飯店の味を守り伝えているのが
三十の調理技法(健民川菜三十式)である。

現在のオーナーは2代目陳健一。
日本全国16店舗の店をかまえている。
赤坂四川飯店は、地下鉄永田町から徒歩2分。
赤坂見附駅からも徒歩5分という場所。
全国旅館会館の5,6階にある。

テーブル席はもちろん、
個室や宴会場も完備しているので、
その時の用途に合わせ利用できる。

ランチタイムは比較的リーズナブルに食べることができる。
1300円のランチセットは、
メイン、ご飯、スープ、漬物の内容。
嬉しいのはメインを辛くない料理3品、
辛い料理4品から選ぶことができること。
種類豊富な中からチョイスできるのは有難い。

メインが2品選べて、
フカヒレスープにデザートも付く
スペシャルセットは2800円。
辛い料理、辛くない料理と1品づつ選んでもいいし、
辛いのが好きな方は辛い料理2品選んでもOK。

ディナーはコースでも
アラカルトから選んで取り分けるのも楽しい。
アラカルトメニューはとにかく種類がいっぱいあって
どれを食べようか迷ってしまう。

代表料理と言って
まず思い浮かべるのが「麻婆豆腐」。
辛さの四川と呼ばれる四川料理。
他の料理にはない独特な調味が特徴。

酸(酸味)、辣(辛味)、
麻(ピリッとしたしびれるような味)、
香(香味)に代表されます。
その複雑な味覚ゆえに中国四大料理の中でも
最も発達した料理と言われています。

子供を出産する5年ほど前まで、
私の職場は赤坂でした。
赤坂四川飯店とは徒歩でも2~3分の距離。
仕事柄、夜勤のシフトがあり夕方もう永田町界隈は
静かになりつつある時間帯に出勤、地下鉄から地上に出ると
まず目に入るのが赤坂四川半店の看板。

「明日のランチはここにしよう」
ひそかに心で思い、仕事場へ。
長い夜が終わり、ランチタイムに疲れた体で
職場の仲間と赤坂四川飯店へ。
一口食べるとその美味しさに疲れもどこかへ。
頑張った自分に御褒美をあげたい気分の時はスペシャルランチセット。
いつ訪れても気持ちの良い接客。人を幸せにする四川料理のお店です。

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