皆さんは中華料理といったら
どのような料理を思い浮かべますか?
餃子、焼売、北京ダック、
お粥、麻婆豆腐などでしょうか?
確かに、横浜・神戸などの
中華街に行くとこのような料理を良く見かけます。
筆者は現在オーストラリアに住んでおり、
中国系の友人と食事をする機会が多くあります。
そのため、日本ではあまり目にしない
様々な中華料理を食べる機会に恵まれました。
その中でも、一般的な中華料理とは一風変わった、
ウイグル料理をぜひみなさんに
紹介したいと思います。
新疆ウイグル自治区というと
みなさん学校の授業やテレビのニュースで
聞いたことがあると思います。
そこの料理とはどの様なものか
想像がつきますでしょうか?
そういう私も、実際食べてみるまでは
ウイグル料理の存在自体を認識していませんでした。
しかし、昨年初めて食して以来、
その味に魅了されてしまいました。
味のキーポイントは、
ズバリ、唐辛子とクミンなどの香辛料です。
これらをふんだんに用いて肉(主に羊肉)を
焼いたり、煮込んだりした料理を多く見かけます。
そしてこれらを、ナンなどのパン類や、
うどんのような麺類と一緒に食します。
ご存知かと思いますが
新疆ウイグル自治区はシルクロード上に位置し、
長らく東洋と西洋文化の交差する地域でした。
それ故、ウイグル料理も東西の影響を受けて
独自の味を発展させてきたようです。
中東の料理ともちょっと違い、
中華料理ともちょっと違う。
とても特別な味がする料理です。
このウイグル料理、
日本ではまだまだ食べられるレストランが少ない
と思いますが、実は中国では大人気という噂です。
先日、中国人友人宅でバーベキューをした際にも、
味付けはウイグル風でした。
香辛料のきいたラム肉のバーベキューは
それはもう美味しかったです。
あまり魅力を効果的に伝えられた気はしませんが、
ぜひぜひご賞味いただきたい料理のひとつです。